SPECIAL FEATURES 002
河川構造物の長寿命化
概要
我が国の河川構造物は、高度経済成長時の昭和40年代後半から多く建設され、建設後から30年から40年が経過しています。そして今後は老朽化により整備・更新が必要となると言われています。さらに、維持管理に要する費用も年々増加すると考えられることから、施設の信頼性を確保しつつ効率的・効果的な維持管理の実現が急務となっています。
当社では、各河川構造物の点検結果に基づき、現況施設の劣化状況を把握・診断・評価し、効率的・効果的な維持管理方法を提案して、残存供用期間におけるライフサイクルコストを低減するための技術的な支援を行っています。
提供サービス/技術内容
・点検および総合評価
ゲートやポンプ設備に関するマニュアルおよびコンクリートに関する示方書などに基づき、現況施設の構造、使用条件および環境条件を踏まえた点検計画、調査計画を提案します。それらの結果に基づいて当該施設の社会への影響度レベルや設置条件レベルを総合的に評価します。
・長寿命化計画
長寿命化計画では、①「信頼性による取替更新年数」で更新する保全計画と②点検・整備を行って機器類の延命化を図るとともに費用を平準化する保全計画を作成します。さらに、各マニュアルに基づいた整備・更新計画のほか、現況設備状況を踏まえた現実的な保守・点検計画も提案します。
主要実績
・臼江水門(鹿児島県)
・沼川第2放水路(静岡県)
・城下川水門(茨城県)