SPECIAL FEATURES 005
ダム本体および関連構造物の耐震性能照査
概要
兵庫県南部地震を契機として、重要な土木構造物に対する耐震性能の向上に関する要求が高まっています。ダムについては、平成17年4月に「大規模地震に対するダム耐震性能照査指針(案)・同解説(国土交通省河川局)」が作成・公開され、現在、実施設計段階のダムの基本設計会議では、レベル2地震に対する耐震性能照査が必須となっています。我が国では今後の大規模地震の発生が高い確率で予想されており、新規計画はもとより管理中のダムについても、耐震性能照査の実施が必須になるものと考えられます。当社は、これらダム本体の耐震性能照査はもとより、関連付帯構造物についての耐震性能照査も行っています。
提供サービス/技術内容
・ダム本体の耐震性能照査
地震時のダムおよびゲート、取水設備等の付帯構造物の挙動はきわめて複雑です。そうした挙動を解明するために、レベル2地震に相当する地震波形(模擬波)を用いた地震応答解析を行い、耐震性能を照査します。
・関連構造物の耐震性能照査
大規模地震に対してダム本体が安全であっても、例えばゲートが損傷すれば貯水の流出が生じ、下流に被害を及ぼすことが考えられます。したがって、ダムの貯水機能に支障をきたす可能性のある構造物について耐震性能照査を行います。
主要実績